【F1】ハミルトンとロズベルグがクラシック・レースカーで競争[動画]

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ハミルトンとロズベルグのクラシックレース(動画キャプチャ)
ハミルトンとロズベルグのクラシックレース(動画キャプチャ) 全 6 枚 拡大写真

F1は現在最もハイテクなスポーツとして知られているが、これまでいつもそうであったわけでは無い。ドイツで有名なニュルブルクリンクは元ノルトシュライフェ・コースと呼ばれ、このコースが初期にはもっと危険であったことを思い出させる。

1938年に行われたレースは現在ほど安全では無く、コースの側面にあるべきセーフティ・ウォールも無く、コースを外れると木に激突して死亡事故を起こす可能性もあった。

この年、若いイギリス人のリチャード・シーマンが、メルセデスを運転してドイツGPで優勝を手に入れ、その後75年経過した現在、もう一人の若いイギリス人が彼の後に続くこととなった。

ルイス・ハミルトンは2013年の新しい車ではなく、古いシルバーアローを運転し、シーマンが勝利を収めたのと同じコースを走行。彼は1954年型の車に乗る、チームメートのニコ・ロズベルグと一緒にコースを走行した。

現在のF1のカレンダーでトップを競う2人は、このニュルブルクリンクで行われる予選前に、古いコースで競い合った。

ノルトシュライフェ・コースは、3度の世界王者となったジャッキー・スチュアートによって「緑の地獄」と呼ばれ、それは世界で最も危険なコースとされて、1984年にはその隣に作成された新しいコースに入れ替わることとなった。

ハミルトンとロズベルグは、それでもこの古いコースでの走行を楽しんだ。

ロズベルグ:「素晴らしい体験だったよ。メルセデスに関する多くの歴史的なイベントがあり、メルセデスの初めてのレーシングカーがノルトシュライフェで初勝利を獲得した。そしてファンジョーが勝利したこの車をドライブするのは、とても栄誉なことであり、素晴らしい経験となる。特にそれらの事を考え合わせた時、歴史的なノルトシュライフェのコースで走れたことは素晴らしい」

ハミルトン:「今回は1度だけ走行したが、当時のことは想像し難いね。だが、彼等のしたことは凄いことだ」

ハミルトンとロズベルグはこの後2013年の車に戻り、土曜日に行われるドイツGPの予選に挑むこととなる。

《河村兵衛》

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