住友電工と住友電装、ロシアで自動車用ワイヤーハーネスを合弁生産

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住友電気工業と住友電装は、ロシアに進出した日系自動車メーカー向けに自動車用ワイヤーハーネスを供給するため、通信機器・電線メーカーのOAO Zavod Radioapparatury(ZRA)との合弁会社を設立することで合意した。

合弁会社はオランダに設立し、その完全子会社としてロシアに自動車用ワイヤーハーネスの製造・販売を行う事業会社を設立する。合弁事業の契約は、7月中旬に締結する予定。

住友電工・住友電装は、自動車用ワイヤーハーネスのグローバルサプライヤーとして、世界31カ国で98社を展開している。

ロシアは、自動車の生産・販売台数が堅調に増加し、今後も成長が見込まれ、トヨタ自動車や日産自動車など、日系自動車メーカーも進出、自動車部品メーカーも進出している。住友電工・住友電装は、ロシアでの事業展開について検討してきたが、今回、グローバルサプライヤーとの連携を模索していたZRAとの合弁事業により、ロシアに製造・販売拠点を設立することを決定した。

具体的には、英国のワイヤーハーネス事業統括子会社スミトモ・エレクトリック・ワイアリング・システム(ヨーロッパ)が51%、ZRAが49%を出資して持株会社「ウラル・ワイアリング・システムズ」を設立し、その完全子会社としてロシアに製造・販売会社「OOO・ウラル・ワイアリング・システムズ」をロシアのスベルドロフスク州エカテリンブルグ市に設立する。

これまでグローバルに培ってきた生産・品質などのノウハウを活用し、伸長するロシアでの需要を積極的に開拓していく構え。

《レスポンス編集部》

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