スバル(富士重工)の中国法人は7月5日、6月の中国市場における新車販売の結果を公表した。総販売台数は、4417台。前年同月比は0.1%増と微増ながら、前年実績を上回った。
2012年9月、中国では日本政府の尖閣諸島国有化に反発する大規模なデモが起きた。その後、日本車に対する買い控えの動きが拡大。スバルの中国新車販売も、その影響で落ち込んでいたが、最近は回復傾向にある。
スバルは2013年、中国で年間6万台を販売する目標を掲げる。このうち、『フォレスター』が、全体の約6割のおよそ3万5000台を占めると予想している。
スバルは2012年、中国で年間4万3459台を販売。前年比は24%減と落ち込んだ。
スバルは、中国の自動車メーカーとの合弁生産の可能性を模索。しかし、中国政府の認可が下りなかったため、日本からの輸出で対応している。