韓国のサンヨン(双竜)自動車は7月1日、6月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万2858台と、3か月連続で1万2000台を突破。前年同月比は28.1%増と、9か月連続で2桁増を達成した。
もともと1954年、商用メーカーとして創業後、1986年に双竜グループに買収。その後、韓国の大宇、中国の上海汽車と目まぐるしく親会社が変わった後、2009年1月に経営破綻。2010年、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社の傘下に入り、再出発したのがサンヨン自動車。
6月実績の1万2858台の内訳は、地元韓国が5608台と、7か月連続の5000台超え。前年同月比は39.1%増と、引き続き大幅に増加した。韓国では、SUVの『コランド』シリーズの改良モデルが人気。
また、輸出などの海外実績(ノックダウン生産を含む)は、7250台。輸出分だけで見ると、前年同月比は20.7%増と、4か月連続で前年実績を上回った。サンヨンによると、ロシアや南米での販売が好調だという。
サンヨン自動車のLee Yoo-il CEOは、「3か月連続で月販台数が1万2000台を超えた。2013年上半期(1‐6月)は22.6%の伸び。下半期(7‐12月)も、この好調さが続くだろう」と語っている。