上半期のPSAプジョーシトロエン世界販売、9.8%減…イラン制裁の影響

自動車 ビジネス 海外マーケット
プジョー3008の中国仕様
プジョー3008の中国仕様 全 2 枚 拡大写真

フランスの自動車大手、PSAプジョーシトロエンは7月8日、2013年上半期(1‐6月)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数(ノックダウン生産分を含む)は146万1000台。前年同期比は9.8%減となった。

販売が減少した要因は、イランによる部分が大きい。イランでは経済制裁により、PSAプジョーシトロエンは現地生産を停止。このため、2012年のイラン生産分の14万2000台が、ほぼそのまま失われた。このイラン市場分を除けば、前年同期比は1.1%減となる。

また、信用不安が続く欧州市場は、引き続き不振。2013年上半期、地元フランスは11%減、イタリアは11%減、スペインは5%減となるなど、落ち込みが続く。

その一方、世界販売に占める欧州市場以外の割合が拡大。2013年上半期、中国では前年同期比33%増の27万8000台を販売。プジョー『3008』やシトロエン『C4』が支持を集める。

なお、ロシアの2013年上半期実績は、前年同期比22%減の3万2000台と後退。ロシア新車市場は、2013年初頭から、減少傾向にある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る