ホンダのタイにおける四輪車生産販売合弁会社であるホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(HATC)は7月10日、新四輪車工場の着工記念式典を実施した。
式典にはタイのインラック首相、在タイ日本国大使館の佐藤重和大使らを来賓として招き、ホンダは伊東孝紳社長が出席した。
新工場は2015年の稼働開始を予定しており、土地の取得と建屋の建設費用を含めた投資額は約171.5億バーツ(約549億円)。年間生産能力は12万台、新工場立ち上げ時の従業員数は約1200名(非正規従業員を除く)となる。
グローバルで需要が高まる小型車を中心に生産する予定で、製造工程のショートプロセス化や、塗装・溶接工程へ最新の生産技術を投入することなどにより、高効率な生産体制の新工場を目指す。
また、28万台の年間生産能力を有する既存のアユタヤ工場では、生産ラインの延長など能力拡大に向けた投資を予定しており、2014年には年間生産能力が30万台となる予定。これにより、新工場と合わせたHATCの年間生産能力は、2015年中に42万台となる。