自動車整備に欠かせないアイテムとして手袋があるが、京都機械工具(KTC)が今年1月に発売した手袋がユーザーの間で好評になっているという。
その特徴は、「3D裁断加工」を施していること。そのため、手にフィットし、作業をしやすいのだ。しかも、手のひらの部分には衝撃を和らげるクッションが、そして指の部分には樹脂ガートが 付いているので、不意にぶつけたときの怪我も防止できる。
「最初はLサイズのものしかなかったのですが、SやMサイズへの要望も多く、この6月に2サイズ追加しました。これも非常に好評で、Sサイズのものは女性に人気があります」と同社関係者。価格が2520円と手頃なこともあり、なかにはオートバイ用の手袋として買っていく人もいるそうだ。
同社はこれまでにも手袋を販売していたが、今回の手袋については工具を買ってくれる人の声をいろいろと聞いて開発したという。文字通り、ヒット商品の開発には“お客様の声”をいかにうまく反映させるかが重要であり、KTCの手袋はその好例と言えよう。