豊田自工会会長、国内の設備増強投資は難しい

自動車 ビジネス 企業動向
豊田章男自工会会長
豊田章男自工会会長 全 3 枚 拡大写真

日本自動車工業会の豊田章男会長は7月11日の定例記者会見で、自動車産業の国内向け設備投資について「生産キャパシティに余裕があるため、国内に向かうより海外に向かわざるを得ない」との見方を示した。

安倍政権が成長戦略の一環として検討している設備投資減税に関連して言及した。豊田会長は設備の増強につながる国内向けの投資は「難しい」とする一方、「投資総額より最先端設備の導入など中身にも注目していただきたい」と語り、競争力強化などにつなげる投資は拡充されているとの見解を述べた。

また、今年1-6月の国内新車需要が前年同期を8%下回る水準となったことを示し、「内需の拡大には、外国に比べて不公平となっている車体課税の軽減が必要」と強調。国内景気の浮揚には自動車市場の活性化が必要との立場から、自動車重量税など車体課税の見直しに積極的に取り組む方針を重ねて示した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る