JR北海道、今度は「スーパーおおぞら3号」で出火…車内配電盤から

鉄道 企業動向
JR北海道の発表資料による配電盤の状況。送風機を動作させるための接触器が焼損していた。
JR北海道の発表資料による配電盤の状況。送風機を動作させるための接触器が焼損していた。 全 1 枚 拡大写真

JR北海道は7月15日、特急「スーパーおおぞら」で車内の配電盤から出火するトラブルが発生したと発表した。乗員乗客にけが人はなかった。

同社によると同日9時13分頃、札幌9時4分発の釧路行き「スーパーおおぞら3号」が新札幌駅を発車後、車掌が3号車(キロ282-2)の配電盤から焦げくさい臭いがすることに気づいた。配電盤を開けたところ内部の配線が赤熱していた。

このため、上野幌~北広島間の西の里信号場(北札幌市)に列車を停止させて点検していたところ、火花が発生。運転士が初期消火活動を行ったが消火しきれない判断し、乗客を列車外に避難させた。避難した乗客は10時18分、新千歳空港9時4分発の小樽行き快速「エアポート91号」に移乗した。

同社が確認したところ、空調などを制御するスイッチ類を納めている配電盤内で、室内送風機と室外送風機を動作させるための接触機の配線が焼けていた。配線の赤熱や出火の原因は今後調査するとしている。

JR北海道では2011年5月27日、「スーパーおおぞら14号」が脱線、炎上し、乗員乗客39人が負傷した。今年に入ってからは5月5日に特急「スーパーカムイ6号」の1号車床下から、また7月6日に特急「北斗14号」の4号車エンジン付近から出火する事故が発生している。

《レスポンス編集部》

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