上半期のルノー世界販売、1.9%減の130万台
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130万2854台の内訳は、乗用車が前年同期比0.1%減の114万3967台。LCV(小型商用車)は、13.3%減の15万8887台。
また、ブランド別では、ルノーが前年同期比4.6%減の106万2280台。一方、ダチアは前年同期比16.5%増の21万1438台と、前年実績を上回る。韓国のルノーサムスンは12.4%減の2万9136台と苦戦した。
市場別で見ると、地元フランスが、前年同期比10.1%減の27万8848台と減少。それでも、市場シェアは前年同期よりも0.2ポイント上昇して、24.9%とした。欧州全体では65万6580台を販売したものの、前年同期比は7.3%減だった。
フランスに続いたのはロシアで、10万4633台を販売。SUVの『ダスター』をはじめ、小型セダンの『ロガン』やコンパクトカーの『サンデロ』が支持された。
3位はブラジルで10万2020台を販売。主力工場の改修により2か月間、生産を停止したのが響いて、市場シェアは前年同期比0.8ポイント減少し、6%に。
ルノーグループのジェローム・ストール営業&マーケティング担当上級副社長は、「欧州市場では落ち込んだが、それ以外の海外市場、とくにロシアで確かな成功を収めた」とコメントしている。
《森脇稔》