脱法ハーブ使用で事故を起こした男に執行猶予付き判決

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今年4月、北海道札幌市手稲区内で脱法ハーブ使用後に軽トラックを運転し、対向車と衝突する事故を起こして1人を負傷させたとして、危険運転致傷罪に問われた25歳の男に対する判決公判が11日、札幌地裁で開かれた。裁判所は執行猶予付きの有罪を命じている。

問題の事故は2013年4月11日の午後1時20分ごろ発生している。札幌市手稲区星置2条3丁目付近の市道を走行していた軽トラックが蛇行しながら対向車線へ逸脱。対向車線を順走してきた乗用車と正面衝突し、さらに約300m離れた民家敷地内に突っ込んで、駐車中の別の乗用車とも衝突した。

この事故で対向車を運転していた54歳の女性が軽傷を負ったが、逸脱車を運転していた25歳の男はクルマを放置して逃走。通報を受けて駆けつけた警官に殴りかかったことから、公務執行妨害の現行犯で逮捕。後の調べで運転前に脱法ハーブを使用していたことが明らかになり、危険運転致傷罪で起訴されていた。

11日に開かれた判決公判で、札幌地裁の加藤学裁判官は事故が脱法ハーブ摂取を原因として発生したことを認定した。その上で裁判官は「薬物を使用して運転したのは極めて危険な行為だが、被告は二度と薬物に手を出さないと誓っている」として情状の酌量を認め、懲役1年10か月(執行猶予3年)の有罪判決を言い渡している。

《石田真一》

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