トヨタ自動車が、米国で初めて実施した『プリウス』のプラグインハイブリッド、『プリウスPHV』を使った燃費競争。このイベントにおいて、驚異的な記録が生まれている。
この燃費競争は、トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売が、「プリウスMPGチャレンジ」と題して5月末から開始したもの。環境問題の権威ら7名の参加者に30日間、プリウスPHVを貸与。1週間で75マイル(120km)以上、30日の期間中では最低でも500マイル(約800km)の走行を義務付ける。そして、最も優れた燃費性能を達成した人が優勝となる。
なお燃費は、プリウスPHVの車載トリップコンピューターで計測。優勝者には、賞金として2500ドル(約25万円)、2位には1000ドル(約10万円)、3位には500ドル(約5万円)。また参加者全員に、200ドル(約2万円)のガソリンカードが支給される。
7月10日、米国トヨタ販売は、「プリウスMPGチャレンジ」の第1回目の結果を発表。ニュージャージー州の慈善団体が、トータルで814kmを走行。PHVやEV用の換算燃費、356 MPGe(約151.3km/リットル)の記録で優勝した。
米国トヨタ販売によると、プリウスPHVのEVモードでの公称換算燃費は261 MPGe(約111km/リットル)。これを大きく上回る燃費記録を達成したという。