米国の自動車最大手、GMは7月17日、新型シボレー『マリブ』が中国の衝突安全テスト(C-NCAP)において、最高評価の5つ星を獲得したと発表した。
マリブは、もともとGMの米国におけるベストセラーセダン。トヨタ『カムリ』やホンダ『アコード』などと競合するミッドサイズセダンだ。
初代マリブは北米専用車だったが、2011年4月の上海モーターショー11でデビューした2代目は、世界6大陸、約100か国で販売されるグローバルカーとして開発。中国市場へは、GMと上海汽車の中国合弁、上海GMから発売されている。
この新型マリブが、排気量2.0リットルクラスの上級セダン8台とともに、C-NCAPの衝突安全テストを受けた。フロント、フロントオフセット、側面、追突の各テストの総合得点は、62点満点のところ55.1ポイント。とくに、側面と追突テストでは、最高得点となった。
この結果、新型マリブは、C-NCAPの総合評価で最高の5つ星を獲得。GMは、「新型マリブのボディシェルの73%は高張力スチール製。6エアバッグやサイドカーテンエアバッグも標準装備」と説明している。