ランボルギーニは7月17日、創業50周年を記念した特別仕様車2モデルを発表した。今回の発表会見に登場したランボルギーニ・ジャパンのカントリー・マネージャーであるエジナルド・ベルトリ氏に日本でのビジネスとランボルギーニのブランディングについて話を聞いた。(本文中は敬称略)
----:今回『ガヤルド LP560-2 50アニヴェルサリオ』と『アヴェンタドール LP720-4 50アニヴェルサリオ』とでは、ガヤルドはピュアスポーツ、アヴェンタドールはラグジュアリーな印象を受けたのですが、なぜ両車に違いこのような違いを与えたのでしょうか。
ベルトリ:ガヤルドとアヴェンタドールはセグメントが違います。ガヤルドは5.2LのV10エンジンで後輪を駆動し、アヴェンタドールは6.5LのV12エンジンを搭載し4輪駆動です。両車のセグメントの違いから、ピュアスーツとラグジュアリーという方向性を差別化しました。
----:アヴェンタドールは大掛かりなデザインのアップデートが施されたのに対し、ガヤルドにデザインの変更は控えめのようにも思えるのですが。
ベルトリ:両車ともにデザインの変更は行われています。ガヤルドにはカーボンファイバー製のリアウィングが新たに採用されています。しかしながらガヤルドは過去に何度もアップデートされてきたのに対し、アヴェンタドールは今回初めてのことです。したがって、このような印象の違いが生まれているのかもしれませんね。
----:どのような顧客を対象にしたモデルなのでしょうか。
ベルトリ:この2台は内外装に特別な装備をあしらったアニバーサリーモデルです。2台ともコレクター向けのモデルといえるでしょう。