【テクノフロンティア13】ミクロン単位の作業をする大田区の中小企業に注文殺到

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
微細加工をしたインパクトの製品群
微細加工をしたインパクトの製品群 全 3 枚 拡大写真

「難問、珍問、承ります」との方針を掲げ、「他でできるものはうちに持ってこないでほしい」と豪語するのが、大田区の中小企業、インパクトだ。その精密加工技術は実に驚くものとしか言いようがない。

顕微鏡をのぞくと、そこにはバネがあり、髪の毛よりも細い。横には針のようなものがたくさん並んでいるが、同じようにすべて何らかの細かい加工が施されている。「うちはミクロン単位の加工が得意な会社で、先端径が1ミクロンの針もつくれます。できないものはこれまでになかった。できるまでやる」と平船淳社長は話す。

しかも、そのような微細加工製品の量産化も得意だという。100万個ほどなら朝飯前で、「つくろうと思えば、月に1億個も生産可能」とのことだ。そのうえ、不良品はほとんどゼロときている。

そのため、医療、通信、半導体関連の会社から次々を注文が舞い込む。しかし、その注文にはすべて応じることができず、2~3割ぐらいやっとだという。リーマンショック以降、中小企業は非常に厳しい状況に立たされているが、インパクトだけは別のようだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る