日本TI、電力管理機能とCANインターフェイス搭載の車載用モータードライバー製品を発表

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日本TI・DRV-32xx-Q1
日本TI・DRV-32xx-Q1 全 1 枚 拡大写真

日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、TIの顧客各社が設計する車載アプリケーションのISO26262標準規格の機能安全要件への適合の支援を目的とした、業界初の車載用モーター・ドライバ製品ファミリを拡張する新製品を発表した。

今回新しく製品を追加したことで、「DRV-32xx-Q1」製品ファミリは、診断機能を内蔵した、3相ブラシレス、プリFETドライバ3品種6製品のラインアップとなる。

「DRV3202-Q1」は、電力管理機能およびCANインターフェイスを提供することで、各種のセーフティ・クリティカルなアプリケーションにおいて基板実装面積や部品点数を削減し、システム設計の複雑さを緩和する。「DRV3203-Q1」および「DRV3204-Q1」は、顧客のセーフティ・クリティカルなアプリケーションのASIL-B標準規格への適合に、2012年10月に発表した「DRV3201-Q1」はASIL-D標準規格の各要件への適合に貢献する。

今回、追加したモーター・ドライバ製品は、高い信頼性と基板実装面積の削減に役立つ複数のオプションを提供することで、実装面積の制約、および高温、スタート・ストップ、ならびにコールド・クランクをはじめとした、過酷な動作条件に対応。電動パワーステアリング、HEV/EV(ハイブリッド自動車/電気自動車)、パワートレイン、油圧ポンプ、水圧ポンプおよび電子ブレーキ・システムなどに適している。

1000個受注時の単価(参考価格)は、DRV3202-Q1が3.80米ドル(約381円)より、DRV3203-Q1およびDRV3204-Q1が2.1米ドル(約210円)より、DRV3201-Q1が2.63米ドル(約263円)より。

《纐纈敏也@DAYS》

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