東邦テナックスなど、工学院大学ソーラーカープロジェクトに参画…超軽量のCFRP製車体を製作

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東邦テナックス(webサイト)
東邦テナックス(webサイト) 全 2 枚 拡大写真

帝人グループの東邦テナックスとジーエイチクラフトは、10月6日から13日にオーストラリアで開催される世界最大級のソーラーカー大会「World Solar Challenge」に参戦する工学院大学の車体に、主要素材として炭素繊維「テナックス」を提供、CFRP製車体の設計支援と製作を行うと発表した。

今回、工学院大学のソーラーカーの車体に提供する材料は、東邦テナックスの炭素繊維「テナックス」を極薄の織物にした超軽量織物。ジーエイチクラフトが設計・成形加工し、オールカーボンコンポジット車体として完成させた。

東邦テナックスは、2010年にサカイオーベックスと共同で、成形厚0.06mmまで薄肉化した超軽量織物を開発。これを使用することにより、従来にはないCFRPの薄肉化を実現し、超軽量車体の製作を可能とした。

一方、ジーエイチクラフトは、1972年の創業以来、超軽量乗物構造技術に基づく独自のデザイン設計、成形加工、および構造物評価に至るまで、複合構造体の全工程について社内で一貫生産。自動車、列車、宇宙・航空機など、モビリティ分野におけるさまざまなCFRPコンポジット構造体を手掛けている。

今回のソーラーカー車体製作では、東邦テナックスの超軽量織物を使用することで、極限まで車体重量を軽くするとともに、走行に耐え得る剛性と強度を兼ね備えた車体の実現を目指してコンセプト設計の段階から関わり、革新的なソーラーカーを完成させた。

《纐纈敏也@DAYS》

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