日野自動車、昭和初期開発の航空機用エンジンを展示

航空 企業動向
日野自動車、昭和初期開発の航空機用エンジンを展示
日野自動車、昭和初期開発の航空機用エンジンを展示 全 1 枚 拡大写真

日野自動車は、同社のルーツである東京瓦斯電気工業(瓦斯電)が昭和初期に開発した航空機用エンジン「天風」を東京都八王子市の日野オートプラザに展示した。

瓦斯電は国産初の量産トラック「TGE-A型」を製造したが、航空分野においても初の国産航空機用エンジン「神風」の生産、また長距離飛行世界記録を樹立した航研機の製作などの実績を残している。天風エンジンは、その信頼性の高さから1万基以上が生産され、日本の航空機産業の発展に貢献した。

天風エンジンは、空冷単列星型9気筒で総排気量は17.9リッター。離陸出力515hpを発揮する。

日野オートプラザには、既にTGE-A型トラックのレプリカや航研機の模型などを展示しており、天風エンジンはそれらに次ぐ瓦斯電のモニュメントとなる。

今回展示した「天風」エンジンは、1943年に青森県の十和田湖に墜落した機体に搭載されていたもので、2012年秋に同機体を引き揚げた青森県航空協会および青森県立三沢航空科学館より貸与を受けたもの。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、スーパーハイト軽自動車『ルークス』新型を先行公開、160万円台から秋頃発売へ
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  4. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る