ダイハツ工業の入江誠上級執行役員は軽自動車市場について「これまでダイハツとスズキで2強といわれていたが、そういう意識はない」としながらも、トップシェアと2013年度の軽販売計画台数63万台の「2つにこだわる」との考えを示した。
入江執行役員は7月25日に都内で開いた決算会見後、一部報道陣に対し「2強とかそういう話はなくて、もう登録車メーカーも入った戦いと思っている」と指摘した。
その一方で「2つこだわりがある。ひとつは(軽シェア)35%にこだわる。あるいは少なくとも34%。もうひとつが63万台。もっと上にいくと思っているし、いかなくてはいけない。その2つにこだわる」と強調した。
軽市場に本格参入したホンダに対しては「車としての楽しさとか、操縦安定性など基本性能がかなり良い。こうしたライバルと戦うためにも今度の『タント』は変わる」とも語った。