【キッズエンジニア13】子どもがつくる世界一小さいエンジン…トヨタ

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キッズエンジニア2013 トヨタブース
キッズエンジニア2013 トヨタブース 全 12 枚 拡大写真

小学生を対象にした体験型学習イベント「キッズエンジニア2013」には、31のプログラムが用意されている。そのなかで特に人気が高いのがトヨタだ。昨年までやっていた電磁石を使ったミニカーづくりをやめ、今回は「スターリングエンジンカー」づくりを小学生たちに教える。

スターリングエンジンとは、シリンダー内にガスや空気などを封入し、外部から加熱・冷却を繰り返してピストンを作動させる外燃機関。熱効率が高く、内燃機関のような爆発がないので低騒音・低振動、排ガスの清浄化が容易などの特長がある。

「今回は本物にこだわりました。エンジンはおそらく世界で一番小さい」と話すのはボデー生技部技術管理室革新技術開発グループ長の川喜田篤史さん。同社のエンジニアサークル「トヨタ技術会」の協力を得て、アルミ製のピストン、シリンダー、ピストン、フライホイールなど約50個のパーツでエンジンとギアをつくるのだという。

これに約15個のボディー・シャシー部品を組み合わせればミニカーが完成。そしてエンジン部分を、アルコールランプで温めるとミニカーがするすると動くという寸法だ。つくったミニカーは持ち帰ることができる。

取扱説明書の表紙を見ると「Model Number:TES-86」とある。ボディのデザインといいどうやら『86』がデザインモチーフになっているようだ。

TES-86は、限定200台で、一台一台にシリアルナンバーが付く。本物にこだわったという理由はそこにも表れている。「火を使うので、安全面を考えて子ども用のユニフォームも新調し、参加したお子様に着てもらっている」(川喜田さん)ことも見逃せない。トヨタ社員が着ている同じデザインのものを、そのまま縮小コピーしたユニフォームを今回のイベントのために作った。「クルマは運転するときも、つくるときも安全が第一」(川喜田さん)だからだ。

《村尾純司@DAYS》

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