BASF、中国に高性能ポリアミドの新工場を建設…2015年に稼働開始

自動車 ビジネス 企業動向
2015年稼働開始のポリアミド新工場建設予定地
2015年稼働開始のポリアミド新工場建設予定地 全 1 枚 拡大写真

独BASF社は、中国・上海に年間10万トンの重合能力を持つ、ポリアミド「ウルトラミッド」の製造工場を建設すると発表した。新工場の稼働開始は2015年の予定。

ウルトラミッドは、PA6、PA66、PA6/66、PA66/6などの各種コポリマーをベースにしたポリアミド成形材料。低温下での耐衝撃性や摺動特性、成形性に優れ、高品質電気絶縁材料としてさまざまな構成部品や機械部品に使用されている。

新工場は、BASFが全額出資し、中国・上海近郊のカオジンにある上海化学工業区内に建設する。同工業区では、BASFとパートナー企業が世界有数のイソシアネート統合コンビナートを運営している。

BASFグローバルのポリアミド&中間体ビジネスユニットのシニア・バイスプレジデント、ハーマン・アルトフ氏は「エンジニアリングプラスチック、繊維、フィルム産業におけるポリアミド製品に対する需要は、今後、特に中国において成長すると考えている。今回の新たな投資により、アジアの顧客に現地で製造した高性能製品を提供できるようになる」と、コメントした。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る