山口・島根豪雨で山口線と山陰本線が一部運休…第4阿武川橋りょうなど流失

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益田駅で発車を待つ長門市行き普通列車。山陰本線は益田~長門市間の運休が続いている。
益田駅で発車を待つ長門市行き普通列車。山陰本線は益田~長門市間の運休が続いている。 全 1 枚 拡大写真

7月28日に山口県と島根県で発生した集中豪雨の影響により、JR西日本は山口線宮野~益田間と山陰本線益田~長門市間で列車の運転を見合わせている。

同社によると、山口線は28日の始発から徳佐~津和野間で運転を見合わせ、津和野~益田間は速度を落として運転していた。その後、運休区間は7時30分時点で新山口~益田間の全線に拡大。16時7分に新山口~宮野間を徐行運転で再開した。29日は7時28分に新山口~宮野間の徐行運転を解除したが、宮野~益田間は運転の見合わせが続いている。

30日以降も宮野~益田間は終日運転を見合わせる。この影響で山口線のSL列車『SLやまぐち』は当分の間、新山口~津和野全区間の運転を取りやめる。鳥取・米子~新山口間の特急『スーパーおき』も、益田~新山口間のみ運休する。

山陰本線は28日10時の時点で益田~奈古間の運転を見合わせ、14時15分時点で運転見合わせ区間を益田~長門市間に拡大した。29日は東萩~長門市間で代行輸送を行っている。

国土交通省が29日16時までにまとめたところによると、山口線は地福~鍋倉間の第4・5阿武川橋りょうと鍋倉~徳佐間の第6阿武川橋りょうが流失したほか、船平山~津和野間と鍋倉~徳佐間で盛土崩壊と倒木、日原駅構内で線路の冠水が発生した。山陰本線も宇田郷駅構内で土砂流入、江崎駅構内で線路冠水がそれぞれ発生している。両線とも復旧のめどは立っていない。

《レスポンス編集部》

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