西武、新宿線中井~野方間地下化の土木工事を発注へ…2020年度の完成目指す

鉄道 企業動向
中井方から野方方を見た横断面図。単線シールドトンネルを2本建設する。新井薬師前駅は1面2線、沼袋駅は2面4線のホームが設置される。
中井方から野方方を見た横断面図。単線シールドトンネルを2本建設する。新井薬師前駅は1面2線、沼袋駅は2面4線のホームが設置される。 全 3 枚 拡大写真

西武鉄道は7月29日、新宿線中井~野方間の連続立体交差事業(連立事業)の土木工事について、入札参加者の募集を始めた。今年度中にも工事に着手する。

この連立事業は、西武新宿線中井~新井薬師前間の妙正寺川西側(中野区上高田5丁目)から野方駅の東側(野方4丁目)までの約2.4kmを地下化する東京都の都市計画事業。7か所の踏切を解消し、途中の新井薬師前、沼袋両駅も地下化する。両駅の配線は新井薬師前駅が島式1面2線、沼袋駅が島式2面4線になる。事業費は726億円。

西武鉄道の発表によると、工事延長は約2360mで、このうち擁壁と箱形トンネルが約600m、シールドトンネルが約900m。事業区間のうち、取付部と駅部は営業線を仮受けした後、開削工法で掘削して躯体(くたい)を構築する。それ以外の区間は、シールド工法で単線シールドトンネルを2本構築する。工期は11月から2021年3月までの予定。

《草町義和》

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