JR東日本、蓄電池電車の車両愛称を募集…2014年春から烏山線で運転開始

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JR東日本の蓄電池電車EV-E301系。2014年春から烏山線で運転を開始する。
JR東日本の蓄電池電車EV-E301系。2014年春から烏山線で運転を開始する。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本はこのほど、烏山線に導入する予定の蓄電池電車「EV-E301系」の車両愛称の募集を始めた。

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烏山線は宝積寺(栃木県高根沢町)~烏山(那須烏山市)間の20.4kmを結んでいる単線非電化の鉄道路線。現在は全ての列車が気動車で運転されており、一部の列車は複線電化の東北本線に乗り入れて宇都宮~烏山間を直通している。

JR東日本は非電化区間の新たな環境負荷低減策として、大容量蓄電池の電力で駆動する蓄電池電車の開発を進めており、2014年春からEV-E301系の先行車両2両(2両編成1本)を烏山線に導入することを決めている。最終的には烏山線の全ての気動車を蓄電池電車に置き換える予定だ。

電化区間の宇都宮~宝積寺間では、架線から電力の供給を受けてモーターを動かすとともに、蓄電池に充電。非電化区間の宝積寺~烏山間では蓄電池に充電した電力を使ってモーターを動かす。終点の烏山駅にも架線を設置して停車中に充電できるようにするほか、回生ブレーキによって発生した電力も蓄電池に充電する。

応募は8月31日までJR東日本の旅行サイト「えきねっと」で受け付ける。愛称は11月以降に発表する予定。

《草町義和》

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