北米向け トヨタ カローラ 新型、米ミシシッピ工場で生産開始

自動車 ビジネス 企業動向
北米向け新型トヨタ カローラ
北米向け新型トヨタ カローラ 全 6 枚 拡大写真
トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は7月31日、北米向けの新型『カローラ』の生産を、米国ミシシッピ州のTMMMS(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ミシシッピ)で開始したと発表した。

北米向けの新型カローラは、2013年6月に初公開。北米では11世代目にあたる。新型のデザインコンセプトは、「アイコニック・ダイナミズム」。若い顧客へのアピールを強化するために、エキサイティングかつインパクトの強いデザインを採用する。

新型のボディサイズは全長4639×全幅1776×全高1455mm、ホイーベース2700mm。先代比で、99mm長く、16mmワイド、10mm背が低い。ホイールベースは100mm伸ばされた。100mm伸びたホイールベースにより、新型は室内の居住性を向上。とくに後席の空間のゆとりは、先代比で75mm増えた。

新型には燃費グレードとして、「LEエコ」を設定。2ZR-FE型1.8リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、北米向けカローラとしては初めて、「バルブマチック」を組み込む。最大出力は132ps/6000rpm、最大トルクは17.7kgm/4400rpm。アンダーボディカバーやトランクスポイラー採用によるエアロダイナミクス性能の向上、15インチの低転がり抵抗タイヤなどにより、米国EPA(環境保護局)予想高速燃費は40マイル/ガロン(約17km/リットル)以上と、優れた燃費を実現する。

今回トヨタは、ミシシッピ州のTMMMSにおいて、新型カローラの生産を開始。同工場では2011年秋からカローラを組み立てており、新型は同工場では初のモデルチェンジ。TMMMSではおよそ2000名の従業員が、年間16万台を生産している。

新型カローラは2013年9月、米国での販売が開始される予定。『カムリ』とともに、トヨタの米国新車販売の主力を担うことになる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  3. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  4. 【スズキ GSX250R 試乗】ハンドリングは「小さなハヤブサ」!? 250ccらしからぬ独自の存在感…伊丹孝裕
  5. 復活の『テスタロッサ』にスパイダー、ハードトップは14秒で開閉可能…最高速330km/h
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る