【マツダ CX-5 試乗】ガソリンエンジンも侮れぬ燃費と動力性能…島崎七生人

試乗記 国産車
マツダCX-5 20S Lパッケージ
マツダCX-5 20S Lパッケージ 全 8 枚 拡大写真

ディーゼルが注目を集める『CX-5』。しかしこの7月の改良で、SKYACTIVーG 2.0(ガソリン車)が、JC08モード燃費を0.4km/リットル向上させた。4WD車で16.0km/リットル、2WD車で16.4km/リットル……これが新しい数字だ。

試乗車は「20S Lパッケージ」の2WD車。ディーゼルのあり余る低速トルクを身体が覚えてしまったからどうか?と思ったが、ガソリン車には、それなりのよさがあることが実感できた。とくに4WD車に対し50kg軽量なボディのため、出足も十分に身軽な印象。さらに加速していくと、軽快なリズムを作りながら走る。内製6速ATはこのガソリンエンジンとのマッチングもよく、最適なアクセルワークを加えると、高効率が引き出せる。メーター表示だが、都内を走行中、難なく12km/リットル台の表示も確認した。レギュラーガソリン(満タンは56リットル)というのも助かる。

17インチタイヤ(ヨコハマGEOLANDAR G98)を履く足回りも、しなやかで軽快感がある。

試乗車は本革シート始め、豊かな音質のBOSEのオーディオ、衝突軽減ブレーキ等、装備、機能も充実。ルームミラーに画像が現れるブラインドモニターは、その方向(ジープやフォードのような助手席側ドアトリム部)にモニターがあるほうが、見やすく自然に思った。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 中古車の『ヴォクシー』『ノア』をトヨタがカスタム、「URBANATURE」シリーズ初出展へ…東京アウトドアショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る