IHI第1四半期決算、航空・宇宙・防衛事業は航空機用エンジンなど好調で増収増益

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IHIが発表した2013年度第1四半期(4-6月期)の連結決算は、当期純利益が前年同期比110.5%増の91億6300万円と大幅増益となった。

受注高は同19.1%増の2334億円と好調だったが、売上高は同7.3%減の2529億5900万円となった。前年度まで「船舶・海洋」セグメントにあったIHIマリンユナイテッドとその子会社3社が連結子会社に該当しなくなり、持分法適用関連会社となったことが影響した。

営業利益も同様に、同23.9%減の77億9500万円と減益となった。経常利益は持分法投資利益、為替差益の効果で、同53.2%増の152億1600万円と増益となった。

航空・宇宙・防衛事業の受注高は航空エンジンが前年同期並みとなったものの、防衛機器システム、ロケットシステム・宇宙利用が増加し、同30.9%増の390億円となった。売上高は、為替の円高修正による民間向け航空エンジンの増収と、艦艇用ガスタービンの引渡しによる防衛機器システムの増収で同21.8%増の830億円となった。営業利益は増収効果で同26.1%増の78億円となった。

また、産業システム・汎用機械の受注高は、車両過給機や熱・表面処理が増加したことにより、同17.3%増の873億円となった。売上高は車両過給機、運搬機械、熱・表面処理が増収となったことから同8.7%増の902億円、営業利益が同60.9%増の47億円となった。

9月中間期の業績見通しを上方修正した。売上高は航空・宇宙・防衛事業で航空エンジンの補用部品が増加する見通しのため、前回発表予想を100億円上回る見込み。

通期見通しは売上高、営業利益、経常利益は前回予想を据え置いた。最終利益はIHIメタルテックの圧延機分野で事業統合による特別利益を計上するため、前回予想より50億円増の230億円に上方修正した。

《レスポンス編集部》

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