韓国のサンヨン(双竜)自動車は8月1日、7月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万2536台と、4か月連続で1万2000台を突破。前年同月比は28.5%増と、10か月連続で2桁増を達成した。
もともと1954年、商用メーカーとして創業後、1986年に双竜グループに買収。その後、韓国の大宇、中国の上海汽車と目まぐるしく親会社が変わった後、2009年1月に経営破綻。2010年、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社の傘下に入り、再出発したのがサンヨン自動車。
7月実績の1万2536台の内訳は、地元韓国が5768台と、8か月連続の5000台超え。前年同月比は38.5%増と、引き続き大幅に増加した。韓国では、SUVの『コランド』シリーズが人気。
また、輸出などの海外実績(ノックダウン生産を含む)は、6768台。輸出分だけで見ると、前年同月比は21%増と、5か月連続で前年実績を上回った。サンヨンによると、ロシアやチリでの販売が好調だという。
サンヨン自動車のLee Yoo-il CEOは、「4か月連続で月販台数が1万2000台を超えた。『コランドC』の改良モデルの投入で、さらに販売を伸ばす」と述べている。