【IIHS衝突安全】北米向け ホンダ シビック、新スモールオーバーラップテストで最高評価

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ホンダ シビックのIIHS新スモールオーバーラップテスト
ホンダ シビックのIIHS新スモールオーバーラップテスト 全 4 枚 拡大写真

米国IIHS(道路安全保険協会)は8月8日、北米向けホンダ『シビック』を、最高の衝突安全性を備えた「2013トップセーフティピック+」に認定すると発表した。

IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで行う。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。

さらにIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと、横転を想定したルーフ強度テストも実施。また今回、シビックは、「新スモールオーバーラップ」と呼ばれる新方式の前面オフセット衝突テストを受けた。これは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつけるもの。実際の衝突事故に、より近づけるための追加テストだが、車体のメインフレームよりも外側に強い衝撃が加わるため、厳しい判定を下される車種が多い。そして、IIHSは総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック+」に認定し、最高レベルの衝突安全性を認定している。

シビックのテスト結果は、通常の前面衝突ではダミー人形の頭/首/胸/右足/左足と、全ての部位への傷害レベルが最小限。GOOD(優)評価と認められた。

側面衝突も、運転席のダミー人形の胸への傷害レベルが、上から2番目のACCEPTABLE(良)だったものの、運転席ダミー人形のその他の部位や、後席ダミー人形の頭、首、胸、足と全ての部位へのダメージが最小限。GOOD(優)評価を得た。また、ボディの安全構造に関しても、前面衝突と側面衝突ともにGOOD(優)評価。さらに、追突時のむち打ち確認テストとルーフ強度テストも、GOOD(優)。

また、新スモールオーバーラップテストでは、ダミー人形の足への傷害レベルがACCEPTABLE(良)だったものの、頭/首、胸、大腿部への傷害レベルが最小限で、GOOD(優)。ボディの安全構造に対する判定もGOOD(優)。

その結果、シビックは総合評価が最高のGOOD(優)となり、2013トップセーフティピック+に認定された。IIHSはシビックの新スモールオーバーラップテストについて、「乗員の生存空間がしっかり保たれている」と評価している。

《森脇稔》

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