東洋紡、ブラジルに新工場建設…自動車部品用の高機能樹脂事業を展開

自動車 ビジネス 企業動向
ドアミラーに使用される高機能樹脂
ドアミラーに使用される高機能樹脂 全 2 枚 拡大写真

東洋紡は8月8日、ブラジルで自動車部品用の高機能樹脂(エンジニアリングプラスチック)事業を展開するため、東洋紡ブラジル・アメリカーナ工場内に新工場を建設すると発表した。

東洋紡はこれまで、自動車部品メーカーの海外への生産移管に合わせて、北米、中国、タイ、インドネシアへ販売拠点および現地生産・開発体制を整えてきた。ブラジルの自動車市場は、中間所得層の増加を背景に、今後も拡大が予想され、日系自動車メーカーも小型車を中心に生産能力を増強する計画を立てている。

同社は現地で自動車部品メーカーへの供給体制を構築するために、既に日系メーカーが進出している地域に近接した、東洋紡ブラジルアメリカーナ工場内に新工場を建設し、高機能樹脂事業を立ち上げることとした。

新工場の投資金額は約10億円。稼働開始は2014年8月の予定で、ポリエステル・ポリアミドなどを原料とした高機能樹脂を年間約5000トン生産する。また、現地自動車部品メーカーの調達ニーズに対応し、2020年には生産設備を1万5000トン/年まで段階的に増強する計画。

東洋紡は今後、自動車部品向けの高機能樹脂事業に加え、4月に子会社化した三元化成(三重県名張市)が持つ幅広いコンパウンド技術を活用し、さまざまなニーズに対応する受託コンパウンド事業も進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る