トヨタ、中国R&D新会社の建設開始…中国向けモデルの開発拠点

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一汽トヨタ自主ブランド「朗世」のEVコンセプト(参考画像)
一汽トヨタ自主ブランド「朗世」のEVコンセプト(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車と中国第一汽車の合弁R&D会社である一汽トヨタ技術開発(FTRD)は8月9日、天津市泰達西区の新サイトにおいて鍬入れ式を実施した。

式典には、市政府からの来賓、地元メディア、合弁パートナーの一汽集団の金毅副総経理、トヨタからは山科忠専務役員、大西弘致専務役員らが出席した。

大西専務は「FTRDは、中国の顧客ニーズに合った、もっといいクルマづくりを実現するため、これからの中国での事業展開にとって大変重要な拠点だ」と語った。

トヨタと一汽集団は、一汽トヨタの研究開発の充実をめざし、天津一汽トヨタ自動車(TFTM)および四川一汽トヨタ自動車(SFTM)内にあった技術部門を分離統合し、昨年11月にFTRDを設立。総経理には、トヨタの川瀬正伸エグゼクティブアドバイザーが就任している。

FTRDは、TFTM敷地内で今年5月より業務を開始しており、設計棟、実験棟などの主要設備が完成する2015年に新サイトへの移転を予定している。新サイトの総面積は、約11万平米。FTRDでは、中国における車両本体の開発の拠点として、合弁自主ブランド『朗世(ランシー)』を含む、中国向けのクルマの開発を行う。

《纐纈敏也@DAYS》

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