【ボルボ V40 試乗】「さりげなくクルマを楽しもう」というメッセージ…岩貞るみこ

試乗記 輸入車
ボルボ・V40 T4
ボルボ・V40 T4 全 6 枚 拡大写真

このところのボルボは、出すクルマ出すクルマ、デザインが妙にはまる。やわらかなラインは肩から力が抜けていて、「さりげなくクルマを楽しもうという」メッセージが伝わってくる。

【画像全6枚】

以前の、走る羊羹(失礼!)のような四角い無骨さも嫌いじゃなかったけれど、今の時代の今の心境からすれば、まさにこのラインが気持ちにしっとりくるのである。V40はサイズも今の気分にちょうどいいしね。

そしてインテリア。北欧デザインは女子のあいだでは人気が高く、通販にしろ雑誌特集にしろ欠かせないアイテムである。フランス車もドイツ車も、「欧州デザイン」とか「フレンチ流」などというキーワードを押し出してのデザイン論はしないけれど、ボルボは違う。

あくまでも、自らを北欧の代表と位置づけて、北欧デザインなのである。家に置くタンスやキャビネットはそうそう買い替えはできないけれど、クルマを変えることで北欧スタイルが味わえるとしたら、すごくお手ごろでお得だと思う。

サイズ、外観デザイン、インテリアの雰囲気。三拍子そろって日本の女子の心臓を打ちぬくようなコンセプトだが、加えてやられちゃうのは歩行者エアバッグ初搭載というところ。

日本の交通事故は世界的にずば抜けて歩行者が被害者になるケースが多いゆえ、この機能は国産メーカー安全担当者が悩みに悩んで実用化を検討している課題。冬季のスウェーデンじゃ歩いている人も少なかろうに、それでも世界初でこうした機能を出してくるところが、さすがボルボである。

なんかクルマの乗り心地とか書いていないけれど、ネットでいろんなもの購入しちゃう現在、これらの情報だけでV40を選んだとしても、後悔はしないと思います。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/エッセイスト
女性誌や一般誌を中心に活動。イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に精力的に取材中するほか、最近はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。JAF理事。チャイルドシート指導員。国土交通省 安全基準検討会検討員他、委員を兼任。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 生活道路の法定速度が30km/hへ、9月1日から引き下げ---ここまで影響アリ
  2. 世界初の小型ディスプレイ搭載、ワイヤレスCarPlayアダプター「CarPlay Clip」発売
  3. パジェロはシリーズで復活!! 小さな本格SUVとして『パジェロ イオ』が続く?
  4. フィジカルAI「FRONTia」始動---国産AI開発に78兆5000億円投資
  5. 「車名が最高」スバルの新型フル電動3列シートSUV…口コミ記事ベスト5 2026年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  4. ブリヂストンとNXタイロジスティクス、使用済みタイヤの資源循環などで覚書締結
  5. ジョイフル本田、宇都宮店にソーラーカーポート設置…ホームセンター業界最大級の発電容量1126.4kW
ランキングをもっと見る