JR東日本、常磐線フレッシュひたちで651系が復活…10月から1年半

鉄道 企業動向
JR東日本の651系(左)とE657系。現在の『スーパーひたち』『フレッシュひたち』はE657系で統一されているが、10月から一部の『フレッシュひたち』が651系で運転される。
JR東日本の651系(左)とE657系。現在の『スーパーひたち』『フレッシュひたち』はE657系で統一されているが、10月から一部の『フレッシュひたち』が651系で運転される。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本水戸支社は8月8日、常磐線の特急『フレッシュひたち』について、10月1日から一部の列車の車両をE657系から651系に変更すると発表した。

常磐線では旧国鉄車両の485系特急形電車を使用した特急『ひたち』が運転されていたが、分割民営化後の1989年に651系を導入し、『スーパーひたち』として運転を開始。1997年からはE653系による『フレッシュひたち』の運転も始まり、翌1998年には『ひたち』を廃止して651系の『スーパーひたち』とE653系の『フレッシュひたち』に整理統合された。

2012年には、651系とE653系の置き換え用となる新型車両のE657系が製造され、同年3月から『スーパーひたち』『フレッシュひたち』に投入された。これに伴い651系とE653系は今年3月で常磐線での定期特急運用を終了している。

しかし、指定席の発売状況を確認できるよう、各座席の上方にLEDランプを取り付ける改造工事をE657系に施すことになったため、改造工事を実施している間の代替車両として651系を再び常磐線で使用することにした。

651系で運転されるのは、勝田5時39分発の上野行き『フレッシュひたち4号』と、上野20時15分発の勝田行き『フレッシュひたち61号』。運転時刻は変更しない。651系による運転期間は2015年3月頃までの約1年半を見込んでいる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  2. 日産『ムラーノ』新型、米IIHSで最高の安全性評価
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 運転席から1人でアタッチメント交換を実現、日立建機が中型油圧ショベル4機種発売へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る