GMのシボレー『コルベット』と並んで、米国を代表するスポーツカー、SRT『バイパー』。同車の2014年モデルが、価格を大幅に引き上げ、ベース価格が10万ドル(約1000万円)の大台に乗ったことが分かった。
これは、米国の自動車大手、クライスラーグループのSRTブランドが明らかにしたもの。「2014年モデルのSRTバイパーのベース価格を、2000ドル(約20万円)引き上げる」と公表している。
2014年モデルは、大きな変更はない。エンジンなどのメカニズムはそのまま。装備を充実させたのが特徴で、HDラジオやナビゲーションシステム、出力900Wのハーマンカードン製12スピーカーオーディオなどが追加装備された。
注目したいのは新価格。SRTバイパーの従来のベース価格は、9万7395ドル。2000ドルの値上げにより、新価格は9万9395ドルとなる。米国ではこれに、納車費用(SRTバイパーの場合、1995ドル)が上乗せされるから、新価格は10万1390ドルと、ベースグレードが10万ドル(約1000万円)の大台に乗せた。
一方、上級の「GTS」グレードは価格を据え置き。12万1895ドルのプライスタグを掲げている。