【まとめ】ドイツ勢にひと泡吹かす、イタリアからの刺客…マセラティ クアトロポルテ
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先代5代目は、メルセデス『Sクラス』やBMW『7シリーズ』などのハイエンドサルーンに対抗すべく、従来モデルよりも二回り大型化し5mを超える堂々たるボディサイズを手に入れた。
フェラーリ譲りのV8エンジン、ピニンファリーナのデザインと大幅に向上した内外装の質感、そしてトランスアクスルレイアウト採用によるスポーツカー顔負けの走りといった項目でオーナードライバーから高い評価を受けたが、当初用意されていたセミAT「デュオセレクト」はドイツブランドのラージサルーンのようなスムーズさを実現していたとは言いがたく、トランスアクスルを廃してでも通常のトラコンATを後から投入するというマーケティング/開発側の逡巡も見られたことも確かだ。
そうした反省を活かしてか6代目では、パワフルなエンジンと先代のデザインモチーフを継承しつつ、パワートレーンの洗練を増して登場した。現代のV8としては小排気量の3.8リットルエンジンはツインターボで過給され530psを発生、これをZF製の8速ATと組み合わせて、最高速307km/hというパフォーマンスを誇る。
日本では2013年の4月に上位グレードの「GT S」が発売され、先頃ベーシック版とも言える410psのV6ターボ搭載の「S」とマセラティとしては初めての量産AWDとなる「S Q4」がラインナップに加わった。
このクアトロポルテと、上海モーターショーで登場した新型『ギブリ』を核として、マセラティは2015年までに年間5万台を販売するメーカーへと飛躍するべく息巻いている。
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◆日本発表、先代からの進化点はどこに?
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《レスポンス編集部》