JAXA、超音速試験機の第1回目試験結果、計測地点の12km手前で想定経を外れる

航空 テクノロジー
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が超音速機のソニックブーム低減実験「D-SENDプロジェクト」で使用する試験用の機体、S3CM(S-cube Concept Mogel)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が超音速機のソニックブーム低減実験「D-SENDプロジェクト」で使用する試験用の機体、S3CM(S-cube Concept Mogel) 全 1 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、D-SENDプロジェクト第2フェーズ試験での8月16日に実施した1回目の試験結果を発表した。

D-SEND#2超音速試験機は8月16日現地時間12時55分(日本時間19時55分)、気球から正常に分離された。

飛行データを解析した結果、超音速試験機は気球から分離し、高度約12km、約マッハ1.6に達するまで正常に飛行したものの、計測地点の約12km手前で想定飛行経路から外れ、約8km手前で着地したことが確認された。

ブーム計測システム(BMS)は正常に作動したが、計測されたソニックブームの波形は、想定していた飛行状態データではないことが確認された。

また、機体は、スウェーデン宇宙公社(SSC)により、想定していた実験領域内に落下していることを確認した。

想定飛行経路から外れた原因については、JAXA内に調査・対策チームを立ち上げ、調査を開始した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る