【R-M ベストペインターコンテスト】世界大会出場の菅原選手、全11回の国内トレーニングが終了

自動車 ビジネス 国内マーケット
R-Mベストペインターコンテストに向けてトレーニング中の菅原選手
R-Mベストペインターコンテストに向けてトレーニング中の菅原選手 全 14 枚 拡大写真

独BASFが主催する、自動車補修用の水性塗料を用いた塗装技術者(ペインター)の技術競技会「国際 R-M ベストペインターコンテスト 2013」が今年10月にフランスで開催される。

【画像全14枚】

日本代表として参加するのは、一昨年の日本大会で選出された菅原健二さん(新和自動車)。世界大会への切符を手にしてから、BASFジャパンのトレーナーと共に訓練を積んできた。

菅原さんの所属する新和自動車は東広島市で1972年より創業する自動車整備工場。代表取締役の菊地等さんは15歳からマツダ(東洋工業)で板金工として働き始め、23歳で独立したという経歴をもっている。そうしたバックボーンを持つ菊地さんが独立し、現在までに月の入庫台数は約400台という大規模事業者に成長した。

新和自動車で、近年水性塗料を取り入れた経緯について菊地さんは「人体にも環境にも影響が少なく、仕上がりの性能も高い水性塗料は、どうしてもやらなくてはならないと思っていた。3年前に導入したが、うちは抱えている車の台数が多いので、一度に全てを水性化することは難しい。乾燥性能に優れた塗装ブースなどの設備投資や、技術者のスキルアップなども必要なので、徐々にできるところから始めている」と話す。

そのような中「ベストペインターコンテスト」の話が舞い込み、伸び盛りの若手である菅原さんが出場することになった。

「我々の使命は、お客さんの要望に真摯に対応し、ここに来る前の(車の)状態に近づけるよう全力を尽くすこと。決して楽ではないと思うが、自分の体と持っている時間をフルに使い効率良く作業を進めれば、絶対利益の上げられる仕事。社員やその家族に苦労はさせたくないし、家業ではなく企業にしたいと思っている。(菅原)健二にも世界大会では頑張ってほしい」と語った。

昨年9月から始まった菅原さんのトレーニングは、7月29日に最終日を迎えた。一回のトレーニングに費やされる時間は約一日半。BASFジャパンの門傳(もんでん)コーチが訓練に当たり、精度を高めてきた。

コンテストでは塗膜の均一性、塗料の使用量、塗り作業、道具の洗浄作業などが審査される。菅原さんの課題になっているのは色の調合だ。色の三属性(色相、明度、彩度)に基づき、車体の色に近づけるのは非常に難しい作業だという。

過酷なトレーニングの最中、意気込みを語った菅原さんは「現在の(自分の作業レベルの)完成度は80%くらい。あとは元々得意でなかった調色の部分を克服したい」と話した。

《吉田 瑶子》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カロッツェリア「楽ナビ」新型13機種、11月発売へ 業界初・最大6年間の自動地図更新も
  2. ポルシェ、新型ミッドシップスーパーカーをプレビュー…「ミッション S」10月15日発表へ
  3. トヨタのミッドシップスポーツ『MR2』、2028年復活へ…400ps超+AWDか
  4. シボレー『コルベット Z06』新型を発売、2710万円から 新カラー2色が登場
  5. 日産初、中国で開発・生産し世界市場に輸出…新型電動ピックアップトラック『フロンティア プロ/ナバラ プロ』
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
  4. ◆終了◆ 10/7 自動車パワーエレクトロニクスの進化と今後の方向性~次世代電動パワートレーンはどこへ向かうのか~
  5. ティアフォー、サウジで自動運転バスの実証を推進へ…株価が大幅高
ランキングをもっと見る