ロッキード・マーチン アテナロケットでの超小型衛星開発3メーカーを選定

宇宙 企業動向
超小型衛星打ち上げに対応するアテナロケット
超小型衛星打ち上げに対応するアテナロケット 全 1 枚 拡大写真

ロッキード・マーチンは、2015年から開始するアテナロケットでの超小型衛星打ち上げに合わせ、キューブサット規格での衛星開発を行うメーカー3社を選定した。

ロッキード・マーチンが指定したキューブサット開発メーカーは、Tyvakナノサテライト・システムズ、トライセプト、スペースフライトの3社。いずれもキューブサット開発の経験を持ち、衛星開発に当たって解析、ペイロード認定、最終インテグレーションなどのサービスを提供する。

キューブサットは、10×10×10センチ、1.33キログラム以下を1U単位とする超小型衛星の規格。1999年から大学や宇宙機関の研究開発衛星として数多くが開発され、打ち上げられている。

アテナロケットは、280~5900kgのペイロードを打ち上げられる固体燃料ロケット。米フロリダ州ケープ・カナベラル空軍基地、またはアラスカ州コディアック打ち上げ基地から打ち上げられる。ATKローンチ・システムズ・グループのキャスター120固体ロケットモーターを第1、第2段に使用し、キャスター30モーターを上段ステージに採用している。2015~2016年にコディアック打ち上げ基地からキューブサット相乗り打ち上げ『アテナ・ライドシェア』ミッションを予定しており、3U、6U、12Uを含む複数のキューブサット打ち上げ機会を提供する。太陽同期軌道への打ち上げ、複数の衛星のコンステレーション展開にも対応可能だ。

《秋山 文野》

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