「AK-47」飲食店、物騒な屋号のため看板撤去命令

エマージング・マーケット 東南アジア

ロシア製自動小銃の名称でもある「AK-47」といういささか物騒な屋号を冠した看板が不適切だとして、クアラルンプール(KL)市内のある飲食店がKL市役所から罰金を科せられた上、看板の撤去を命じられた。マレー・メイルなど地元紙が伝えた。

最近頻発している銃器犯罪を助長しかねないとして当局に睨まれたためとみられる。

問題の飲食店はジャラン・スルタン・イスマイルにある「ナシ・カンダル」(マレーシア料理)を出す店で、看板にはカラシニコフAK-47自動小銃を構えた男の絵が大きく描かれていた。旧ソ連製の軍用銃であるAK-47自動小銃は世界各地でコピーが作られており、ゲリラやテロリストが好んで使用する「御用達銃」としても知られる。

同飲食店は2006年にセラヤンで開業したものを2009年に移転したもので、これまで何ら看板のことで咎められることがなかったためオーナーは不満を募らせている。屋号の由来は、2人の息子の頭文字(アイマンとキル)と開業当時の息子たちの年齢(4歳と7歳)を、カラシニコフ銃に引っかけたものだという。

伊藤 祐介

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