西鉄観光バス、運転士がアルコール検知で不正が発覚、再発防止策を導入

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西日本鉄道は、グループ会社の西鉄観光バスの北九州支社で、運転士2人がアルコール検知に関する不正を行っていたことが発覚したと発表した。

西鉄によると、西鉄観光バスの49歳と56歳の運転士2人が、団体貸切で福岡県内~熊本県内を8月23、24日の1泊2日で往復する業務中の8月24日午前7時ごろ、熊本県菊池市内にある宿泊先ホテル駐車場で、不正を行った。

49歳の運転士がモバイル型アルコール検知器を使って検知した際、呼気1リットル当たり0.109mgのアルコールを検知した。このため、その後の2回目、3回目の追加検知の際、呼気を吹きかけるストローに細工して、本人が検知したような画像が表示されるよう偽造して、実際の検査は同行していた56歳の運転士が行った。その後、酒気が残っている状態でバスを運行した可能性がある。

運航管理者がアルコール検知を指導するため、行程中の待機場所で49歳の運転士に確認したところ、不正の事実が判明した。

西鉄では「事態の重みを深く受け止め、再発防止に向けて、チェック体制を再構築するとともに、従業員の指導教育の徹底を図る」としている。再発防止策として点呼による運転士への注意喚起、管理者による運転士との個別面談実施、バス車内と運転士携行品の検査も実施する。

《レスポンス編集部》

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