【ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフィオ】アジアシリーズ第3戦 in 韓国は韓流スター祭り!…吉田由美

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左:吉田由美 右:リュ・シウォン(ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフィオ 第3戦)
左:吉田由美 右:リュ・シウォン(ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフィオ 第3戦) 全 7 枚 拡大写真

今年、会社創立50周年の記念イベントが、本国イタリアで開催されたばかりのスーパーカーブランドランボルギーニ。

その勢いは止まらず、世界的にもここ数年、毎年販売台数を伸ばしています。それは日本でも同じ。中でも昨年は、前年比68%増の99台ものランボルギーニ車が販売されたとか。まさに今、勢いに乗っているランボルギーニですが、オーナーさんが"車を買った"次には"車で遊ぶ"ことの提案をするのは、どのメーカーでも自然な流れ。

ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフィオレースは、ランボルギーニのワンメークレースで、すでに欧州では2009年から開催されています。そして昨年2012年からは「アジアシリーズ」がスタート。今年で2年目を迎えました。開催国も増え、私は今回、初開催の韓国へ行って来ました。

レースが行われたインジェ・スピーディアムは今年5月にオープンしたばかりの新しいサーキット。いろいろな予想外のことが起きそうな予感…。しかも、その予感は的中しました!!!(笑)

実はこのレース、1つの開催地で2日間行われ、それぞれ2回の予選と、1回の決勝レースが行われます。私たち取材陣は、朝にソウルのホテルを出発し、2時間強ぐらいで到着予定でしたが、蓋を開けてみると韓国も夏休みの渋滞なのか、3時間かけてやっとサーキットに到着。ちなみに、ソウルからインジェ・サーキットへは北上する感じで、北朝鮮までもうすぐと言う感じ。途中には、「北緯38度線」の石碑などがあり、なんとなく緊張感が伝わってきます。

到着した時間には、2回の予選も終了している予定でしたが、実はサーキットでも雨が降って時間が遅れるというアクシデントがあり、2回目の予選をピット上の「ランボルギーニ・ラウンジ」から見ることができました。 

今回の韓国開催では、香港、マレーシア、イタリア、中国、シンガポール、台湾、スリランカ、インドネシア、日本、韓国などから22名のドライバー、14チームが参加。中でも、韓国人唯一の参加ドライバーが韓流スター、リュ・シウォン氏というのですから、話題にならない筈がありません。韓国メディアはもちろん、日本からも熱烈なファンが、サーキットまで足を運んでいました。

リュ氏は、韓国の前のマレーシア・セパン戦に出場したとのことですが、その時は残念ながらリタイヤ。そのため、今回の地元韓国での参加に気合十分。まずは、スーパートロフィオの韓国開催について…

「韓国で開催されることは、とても意味のあることです。しかしそれよりも、1人のレーサーとして、韓国のモータースポーツに貢献したいと思っています」
とのこと。

実はリュ氏、1994年に俳優として活動を始め、1996年にレースデビューという、レースでも長い経験を持っていて、自分でレースチームを持っていたり、レースグッズのプロデュースなどを行うなど、モータースポーツにはかなり造詣が深いのです。自身でも過去にランボルギーニ・ガヤルドを所有していたこともあり、
「ランボルギーニのレースは、力強いレースなので好きだし、魅力的ですよね。デザインもカッコイイし、サウンドもいい」と大絶賛。

しかもリュ氏、腕前の方もなかなか。レースは、2回の予選タイムから分かれますが、リュ氏は決勝を3位でスタートし、大健闘して総合4位フィニッシュ。クラス優勝を飾りました。これには、韓国メディアも、韓流スター友達も大喜び。ちなみにこの日は、韓国のポップアーティスト、ナンシー・ラング氏などが応援に駆け付けていましたが、ヒョウ柄の体のラインが出るコスチュームに、肩に猫のぬいぐるみ姿で、圧倒的な存在感でした。

レース終了後、リュ氏は「興奮したし、嬉しい!明日もがんばるよ」とのこと。その時に、握手をしたのですが、リュ氏の手はレースが終わって少し経ったその時でも、まだ汗でびっしょりでした。

そしてAクラスで優勝したのは、ランボルギーニ麻布から参加した日本人ドライバー中谷明彦氏。「オーバーテイクしにくいコースだけど、ベストを尽くせたと思う」とのこと。9月の日本開催も楽しみです。

《吉田 由美》

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