フランスの自動車大手、プジョーは8月27日、『3008』の大幅改良モデルの概要を明らかにした。実車は9月、ドイツで開催されるフランクフルトモーターショー13で初公開される。
プジョー3008は2009年3月、ジュネーブモーターショー09でデビュー。先代『308』をベースに開発されたクロスオーバー車だ。ウィンドスクリーンは強く傾斜しており、流麗なフォルムを追求。また、バンパーのアンダーガードやワイドなフェンダーは、SUVのような力強い雰囲気。
ボディサイズは全長4365×全幅1837×全高1639mm。ホイールベース1639mm。先代308と比較すると、89mm長く、22mmワイドで、141mm背が高い。ホイールベースは5mm伸ばされた。大人5名が余裕を持って座れる広大なスペースは3008の大きな特徴。308に対して高くなった全高を生かして、ゆとりの頭上空間を実現している。
今回、プジョーは3008にデビュー以来、初となる大幅改良を実施。世界累計販売台数は50万台を超える支持を得ているだけに、その内容は、内外装のリニューアルが中心となる。
外観は、ヘッドライトとフロントグリルのデザインを変更。クロームメッキが強調された新デザインとなる。リア周りではテールランプを変更。足元のアルミホイールも新しい。室内は、素材の見直しで質感を向上。クロームのアクセントも採用部分を拡大した。
欧州仕様のエンジンはガソリンとディーゼルの複数ユニット。ディーゼルハイブリッドも継続設定されており、PSAプジョーシトロエン独自の4WD、「ハイブリッド4」は、欧州複合モード燃費29.4km/リットル、CO2排出量88g/kmの優れた環境性能を実現している。