運輸安全委員会、大韓航空の新潟空港オーバーラン事故の調査状況を公表、「一時的に減速率が弱まる」

航空 行政
運輸委員会、大韓航空機の新潟空港でのオーバーラン事故調査、進捗状況を公表
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運輸安全委員会は、大韓航空が新潟空港でオーバーランした重大インシデントの調査進捗状況を公表した。

事故は8月5日19時41分ごろ、韓国の仁川国際空港を出発した大韓航空が運航するB737-900型機が新潟空港の滑走路10に着陸した際、オーバーランし、滑走路東側の草地に前脚がはみ出た状態で停止した。乗客・乗務員計115人に死傷者は無かった。

これまでの調査で、滑走路10末端の約160m手前から、主脚のタイヤ痕が残され、飛行場灯火の灯器4灯が損傷した。機体には損傷、不具合は無かった。

フライトレコーダーの調査によると、高度約1000フィートで自動操縦がオフにされ、ほぼ規定の速度で進入、通常の接地点付近に右主脚、左主脚の順に接地するとともに、スポイラーが展開し、オートブレーキが作動した。スラスト・リバーサーが作動し、速度約80ktでリバース推力が徐々に弱められた。

その後、一時的に減速率が弱まった後、速度60kt付近からブレーキ圧力が急激に上昇して減速、その約8秒後に機首が約4度下がった状態で停止した。

運輸安全委員会では今後、フライトレコーダーなどの詳細な解析、着陸手順のマニュアルについての詳細な調査、管制交信記録などの情報収集などを実施して、原因を調査する。

《レスポンス編集部》

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