全国軽自動車協会連合会が発表した2013年3月末現在の世帯当たり軽四輪車の普及台数は100世帯に51.8台と前年の51.0台から0.8台普及が進んだ。
軽自動車は、各社が低燃費で居住空間の広い新型車などを相次いで投入しており、新車販売も順調なことから、普及が加速している。
地域別にみると世帯当たり普及率の高さでトップは佐賀県、2位が鳥取県だった。佐賀県は統計をとり始めた1986年以来初の1位となった。佐賀県と鳥取県では、初めて1世帯に1台以上の普及率となった。
3位は島根県、4が山形県、5位が長野県の順。「100世帯に90台以上の普及」は前年と比べ3県増の9県となり、「100世帯に80台以上の普及」は3県増の25県となった。
逆に普及率の低いトップは東京都、2位が神奈川県、3位が大阪府、4位が埼玉県、5位が千葉県の順。全国平均の100世帯に51.8台を下回るのは9都道府県となっている。
普及率最高の佐賀県と最低の東京都では9倍近い大差がついている。
軽四輪車の普及台数調査は、総務省調べの「住民基本台帳世帯数」と国土交通省調べの「自動車保有車両数」をベースに算出したもの。