東ソー、VOC発生ゼロ・臭いを抑えた自動車内装材向けウレタン発泡触媒を開発

自動車 ビジネス 企業動向

東ソーは、自動車用シートや内装材に揮発性有機化合物(VOC)の発生をゼロにしたアミン系環境対応型ウレタン発泡触媒「RZETA」を開発したと発表した。

世界的な環境保護意識の高まりを受け、ウレタン樹脂を製造する際に発生する、大気や土壌などの汚染原因物質となるVOCの低減が課題となっている。新製品RZETAは、ウレタン発泡触媒を主因とするVOC発生量をゼロにするため、独自に開発した環境対応型ウレタン発泡触媒。

VOCが発生しないことから、ウレタン樹脂特有の臭気を抑えることが可能なほか、VOC発生に起因する周辺樹脂部材(塩ビ樹脂、ポリカーボネート樹脂など)の変色問題も解決する。環境対応型ウレタン発泡触媒では困難とされていた、既存触媒と同等の耐久性を持つウレタン樹脂の製造が可能になるとしている。

同社では、新製品を製造する設備を約20億円投じて南陽事業所(山口県周南市)に設備を新設する。今年9月から着工、2014年11月に管制する予定。

《レスポンス編集部》

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