ボーイングの次世代空中給油機KC-46A、生産に向け一歩前進

航空 企業動向

ボーイングと米空軍は、『KC-46A』空中給油機の最終設計各要素を審査した結果、現在の設計案が米空軍が求める要件を満たしていると発表した。KC-46Aの生産とテストに向け前進した形だ。

ボーイングと米空軍は、数カ月わたってコンポーネントとサブシステムの審査を実施し、7月8日~10日にKC-46Aのウエポンシステムの詳細設計審査を行った。この結果、次世代空中給油機としての要件を達成していることを確認した。

製造面では、初号機主翼の組立作業を6月26日から開始している。

米空軍空中給油機担当エクゼクティブオフィサーのジョン・トンプソン少将は「KC-46A空中給油機の設計が完了したことは喜ばしい報告だ。米国政府とボーイング統合チームは設計審査の目的に集中し、その結果を出した」とコメントした。

KC-46Aは、旅客機、貨物機、空中給油機としての実績があり、これまでに1050機以上がデリバリーされている767型機の『767-200ER』型民間航空機を基盤としている。

現契約下にあるオプションが全て行使された場合、総数で179機を米空軍に供給することになり、『KC-135』の後継機として運用される。ボーイングは2017年までにテスト機を4機製造、即運用可能な空中給油機18機を納入する予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  4. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る