ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツは9月4日、『CLA45AMGレーシングシリーズ』のコンセプトカーを発表した。実車は9月10日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー13で初公開される。
同車は、メルセデスベンツの小型4ドアクーペ、『CLA』の頂点に立つ高性能グレード、『CLA45AMG』をベースに、各種モータースポーツに実戦投入することを前提に開発されたコンセプトカー。
その開発には、世界のモータースポーツシーンで活躍中の『SLS AMG GT3』のノウハウを注入。専用の前後バンパーや大型リアウイング、ディフューザーなどで、空力性能を向上。大型リアウイング、リップスポイラー、ディフューザーは、軽量なカーボンファイバー製とした。
また、大径タイヤを履く目的で、フェンダーを拡幅。エンジンやブレーキの冷却性能を引き上げるために、フロントバンパーやサイドシルパネルには、エアインテークが追加される。
搭載エンジンに関しては、発表されていない。市販車のCLA45AMGの場合、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボを搭載。最大出力360ps、最大トルク45.9kgmを引き出す。
メルセデスベンツは、このCLA45AMGレーシングシリーズを、ドイツ・ニュルブルクリンクで開催される耐久レース、「VLNシリーズ」をはじめ、国際レース参加チームに販売する計画。