【ホンダ フィット 新型発表】「キャラクターラインを明確に。ディティールにこだわった」開発責任者 小西氏

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ フィット ハイブリッド
ホンダ フィット ハイブリッド 全 15 枚 拡大写真

フルモデルチェンジしたホンダ『フィット』は、ホンダデザインの新コンセプト“EXCITING H DESIGN!!!”の第1弾となる。

本田技術研究四輪R&Dセンター開発責任者の小西真氏は、3代目フィットの開発にあたり、2代目フィットが持っていた普遍的な価値をさらに伸ばそうと考えたと語る。具体的には「空間、燃費、格好良さです。これらをユーザーが驚くほどに進化させることが開発の目標でした」とし、この思いを込めて開発コンセプトを“The World Best Functional Compact”と定めた。

デザインについて小西氏は、「先進性、新しい骨格、高い質感の3つのテーマを今後のホンダデザインの方向と定めた “EXCITING H DESIGN!!!(エキサイティングHデザイン!!!)”。この第1弾がフィットです」と話す。

EXCITING H DESIGN!!!は、フィットを皮切りに国内外の四輪車へ適用を拡大させていく新デザインコンセプトで、先進性を象徴する“High Tech.”、骨格や構成の美しさを追求する“High Tension”、面質や高い質感を磨き上げる“High Touch”の3つの要素をデザインのキーワードとし、より個性的でエキサイティングなHondaデザインを実現してくものだ。

フィットのエクステリアはこの新デザインコンセプトをもとに、「(サイドの)キャラクターラインを明確に出し、ダイナミックに進化させました。また、これまでのコンパクトカーの概念を覆し、ディテールにこだわった開発を行っています」と述べ、特にフロントは“High Tech”を表現する、新しいデザインアイデンティティである“ソリッド・ウイング・フェース”を採用し、「これからのホンダを象徴するスポーティなデザインです」とする。

インテリアは、これまでのコンパクトカーの概念を打ち破るような質感の高さを目指したとし、「我々はワンクラス上のクルマづくりを目指しています」とダウンサイザーも納得する質感を実現したと語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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