オーストリアの新型近郊電車、デザイン発表…2015年末運行開始

鉄道 企業動向
オーストリア連邦鉄道が導入する新型電車「シティジェット」の外観イメージ
オーストリア連邦鉄道が導入する新型電車「シティジェット」の外観イメージ 全 2 枚 拡大写真

オーストリア連邦鉄道は9月3日、ドイツ・シーメンス社に計100編成を発注している都市近郊・中距離区間用新型電車の外観とインテリアデザインを発表した。愛称は「シティジェット(City Jet)」で、2015年末から運行を開始する予定。

【画像全2枚】

「シティジェット」は3両編成で、最高速度は160km/h。シーメンス社が開発した「デジロML」と呼ばれるタイプの車両で、ドアのある車体中央部が低床となっているのが特徴だ。発注契約は今年1月に結ばれており、ドアの数が1編成片側6カ所の都市近郊用が30編成、片側4カ所の中距離用が70編成製造される。

外観は赤と白の塗り分けで、インテリアも赤を基調としたデザイン。座席数は都市近郊区間用が244席、中距離用が259席で、各席にコンセントと読書灯、ノートパソコンが使用できる折りたたみテーブルを装備する。車内には車椅子スペースや自転車搭載用スペースも設置される。

都市近郊用はウィーン周辺の近郊電車「Sバーン」など、中距離用はニーダーエスターライヒ・オーバーエスターライヒ・シュタイアーマルク各州の路線で運行される予定となっている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 車検対応で排気効率も向上、ブリッツのエキゾーストシステム「ニュルスペック・カスタムエディション」に『ムーブ』『ステラ』が適合
  5. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る