【フランクフルトモーターショー13】シトロエン、コンセプトカーのCACTUS 発表…圧縮空気ハイブリッド搭載

自動車 ニューモデル 新型車
シトロエンCACTUS
シトロエンCACTUS 全 9 枚 拡大写真

フランスの自動車大手、シトロエンは9月5日、コンセプトカーの『CACTUS』の概要を明らかにした。実車は9月10日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー13でワールドプレミアされる。

CACTUSはシトロエンが、将来投入する車名に「C」を冠した市販車を示唆したコンセプトカー。ボディサイズは、全長4210mm、全幅1750mm、全高1530mm。210mmのグランドクリアランスを備えた小型クロスオーバー車。

ボディサイドには、「エアバンプ」と呼ばれる新素材を採用。素材の内部に空気カプセルを配した弾力性に富む構造で、軽微な衝撃から車両を保護する機能を持たせた。

CACTUSのハイライトは、PSAプジョーシトロエンとボッシュが共同開発した新世代のハイブリッド技術、「ハイブリッド エア」の採用。その名の通り、空気(圧縮空気)を使ったハイブリッドシステムという点が特徴。2013年3月、ジュネーブモーターショー13で技術発表が行われた。

システムは、ガソリンエンジン、ギアボックス、モーター、圧縮空気タンクなどで構成。従来のハイブリッドは、二次電池としてニッケル水素バッテリーやリチウムイオンバッテリーを使用してきた。ハイブリッド・エアでは二次電池を使わず、圧縮空気がバッテリーの役割を担い、圧縮空気を送り込むことでモーターを駆動する。

環境性能は、非常に優秀。CACTUS の場合、欧州複合モード燃費は、33.3km/リットル。シトロエンは「市街地走行では、最大45%燃費を向上」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る